2026/11/06 10:24
11月に入り、街や山々の木々が少しずつ鮮やかに色づき始めましたね。
秋の風物詩である「紅葉」ですが、「なぜ葉っぱによって赤や黄色に変わるのか」その理由をご存じですか?
実は、もともと夏の葉っぱの中には
「緑(クロロフィル)」と「黄色(カロテノイド)」の2つの成分が一緒に存在しています。
夏の間は緑の力が強いため黄色が見えませんが、秋になり寒くなると緑が分解され、
隠れていた「黄色」が表に出てきます(これがイチョウなどの黄葉です)。
一方で、モミジなどの「赤」は少し特殊です。
秋になると葉の中に残った糖分が日光(紫外線)に当たることで、
新たに「アントシアニン」という赤い色素が化学反応を起こして作られます。
つまり、赤色は秋になってからわざわざ作られている色なんです。
昼夜の寒暖差が大きい年ほど鮮やかな赤になると言われているのも、この化学反応が盛んになるから。
自然が作る秋のカラーパレットには、ちゃんと科学的な理由があると思うと面白いですよね。
街を歩くときに少し木々を見上げて、
「これは元から隠れていた黄色だな」「これは秋に作られた赤だな」
と観察してみると、いつもの散歩道も少し違って見えるかもしれません。

